秋めく日射しに包まれながら、
ごろっと艶やかな栗をむきました。
実り豊かなこれからの季節は、
旬の味覚に心躍る日々。
なかでも、ほっくりと
甘い栗をいただく喜びはひとしおです。
むき栗や甘栗など加工品も出回りますが、
とりわけ旬の生栗の美味しさは格別。
茹でる手間はありますが、
せっかくなら、皮付きの生栗を手に入れて、
ご自宅で栗を茹でてみませんか。
このひと手間で、
旬の喜びがいっそう高まるはずです。
今回ご紹介するのは、「野菜だし」でコクを加えた栗ごろごろのグラタン。失敗知らずの簡単レシピを考えました。
秋の食卓を彩る料理をお楽しみください。
グラタンの味の決め手、ベシャメルソース。
ダマになったり焦げ付いたりと難しく、
手づくりするのを敬遠しがち。
そこで今回は、
ひとつのフライパンに
次々と具材を投入しながら
同時にソースも仕上げていく
簡単レシピを考えました。
ポイントは、
別鍋で小麦粉のみを煎っておくこと。
さらに「野菜だし」でコクを足しながら、
あっさりとした味に仕上げています。
とろ~りチーズとほくほく栗のグラタン。
これからの季節、
何度も誘惑されてしまう美味しさです。
小鍋に小麦粉を入れ、弱火で2~3分煎ります。焦がさないよう注意しましょう。この作業をすることで粉っぽさが消え、滑らかな舌触りのソースができます。
食べ頃になると自然と木から落ちる栗。人の手で収穫したものより、自然に落ちたものの方が美味しいそうです。
旬の栗なら、ひと手間をかけて茹でるだけの価値があります。
ずっしりと重く丸々として、張りと艶があるものを選んでお試しください。
①皮のままの栗(500g)は、5~6時間、濃いめの塩水に浸けておく。
②さらに20分程、80℃の熱湯に浸ける。
③栗の皮をむく。
④鍋にたっぷりの水、栗を入れて火にかけ、茹でこぼす。
⑤さらに、ひたひたになる位の水、砂糖(大1・1/2)、塩(小1/2)を加えて茹でる。
※お菓子に使う場合は、砂糖を増やし甘みを加える。
待ちに待った実りの秋。茅乃舎のだしがあれば、秋の食材を美味しく調理できます。食材毎の調理ポイントも併せてご紹介しておりますので、ぜひお試しください。