季節の自家製、しらすでつくる食べるラー油。

2023.4.12

季節のレシピ

時季にとれた食材に感謝し、おいしくいただく。
「季節の自家製」の連載は、そんな思いから始まっています。

そして春。この時期の自家製といえば?「旅する即興料理人」なる異名を持つminokamoさんいわく「取材で全国の漁場に行かせていただくことも多いのだけど、海の幸の旬は、意外と知らない、知られていないことも多くて」

たとえばしらす。旬はいつ頃か、そもそも何の稚魚なのか?みなさんご存知ですか?

「しらすは、イワシやイカナゴ、ウナギなどの稚魚のこと。1〜2cmの小ささで白く透き通っている稚魚を総称して、みんな“しらす”というみたいなの。私、お恥ずかしながら知らなかったのよね」

また旬は産地によって異なりますが、海洋資源の保護の観点から、毎年1〜3月中旬ごろに禁漁期間を設定している地域も多いため、まさに4月は上質で、風味豊かなしらすが獲れ始める時期だといいます。

ということで、しらすを使った自家製、はじまります!

身近な食材でつくる
しらすの「食べるラー油」


しらすは佃煮にするのもおいしいけれど、今回はちょっと変わり種。「食べるラー油」をしらすでつくるアイデアです。

折々の会で、たいへんご好評をいただいている「だしオイル」

作ってみました 万能「だしオイル」

ベースの考えはこちらに近く、そこに薬味や、うまみのもととなる具材がいろいろ入っているもの、とお考えいただけるといいかもしれません。

しかもおもしろいのが、作ってすぐもおいしいけれど、翌日以降になるとしらすがどんどん熟成し、よりうまみが深まるのだとか。


「何かに似てるなと思ったら、とってもホタテの味に近いのよね。だけどしらすのほうがお値打ちだし、お財布にもうれしい」。

しらすラー油のつくり方

まず材料は、こちら。

とても身近なものばかりですが、ポイントとなるのは、唐辛子。

「普通は粗挽きの韓国産赤唐辛子を使うのだけど、手に入りにくい方もいらっしゃるだろうから、今回は一味唐辛子にしてみたの」

それならば、確かにどこのお店でも売ってますね。

「レシピを考えるときは、つくるみなさんがなるべく材料を揃えやすいように。私の実家がある、岐阜県の美濃加茂市のスーパーを思い浮かべて、そこに売っているものだけでつくることが多いかなぁ。もちろん、おだしは別だけどね」

まず、生姜とにんにくをみじん切りにします。「にんにくは包丁で先につぶしておくと、皮がむきやすいですよ」

 フライパンに植物油、生姜、にんにくを入れ中火で加熱します。

ジワジワしてきたら火を弱め、香りが出てきたら、しらす、醤油を入れます。ときどき混ぜ、5分ほど加熱ししらすに醤油色がついてきたら、袋を破った茅乃舎だし、一味唐辛子を入れ混ぜ、火を止めます。

しばらくおくと、余熱でさらにしらすの水分が飛ぶのだとか。ということで、あっというまにできあがり!

しらすラー油(約90ml分)
詳しいレシピはこちらを押す
しらすラー油(約90ml分)
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[材料]

しらす

50g

大白ごま油

150ml

醤油

大さじ1・1/2

一味唐辛子

小さじ1

生姜

20g

にんにく

大2片(20g)

[作り方]

  1. 生姜とにんにくは、みじん切りにする。
  2. フライパンに油、生姜、にんにくを入れ中火で加熱する。ジワジワしてきたら弱火にし、香りが出てきたら、しらす、醤油を入れる。
  3. 時々混ぜながら約5分加熱し、袋を破った茅乃舎だし、一味唐辛子を入れ混ぜ、火を止めたらできあがり。

和洋中、どんな料理にも「かけるだけ」

食べるラー油がこんなにも流行した理由は、とにかくアレンジの幅が広いこと。

「チャーハンやラーメン、パスタと和洋中、どんな料理にも寄り添ってくれるの。いつもの味に刺激とうまみがプラスされ、独特の辛さがきっとクセになっちゃうかも」

というminokamoさん、まさに即興料理人!ちゃちゃっとあれこれ作ってくださいましたよ。みなさんにご紹介しましょう。

まずは定番、TKG(卵かけごはん)

あったかごはんに、生卵としらすラー油をかけるだけ。「卵がないときは、ラー油だけでもおいしくいただけます」

そして薬味厚揚げ。香ばしく焼いた厚揚げに万能ねぎをたっぷりかけ、しらすラー油をかけます。

「だけ」レシピのヒット・オン・パレード。お次は、バンバンジー。

こちらも茹でた鶏むね肉に水菜を少し添え、しらすラー油をかけるだけ。

まだまだあります。「海と山、旬の素材どうしの組み合わせだと、春わかめとタケノコはどうかしら」。

仕上げのポイントは胡麻。炒って香ばしさをプラスします。

だめおしに、あさりと菜の花の酒蒸しもつくっていただきました。

春らんまんの食材もいただけて、うれしいことこの上なし、ですね。

「しらすの持っているほのかな塩気やうまみが、いつものラー油とはちょっと違う感じがあって、試作しててもおもしろかったの。万能でつい、いろんな料理にかけてしまうほど」

どこまでもアイデアが止まらないminokamoさん、お餅にのせて海苔で巻いてもおいしいそうですよ(いいお顔!)。

茅乃舎だしのご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/dashi/

季節の自家製、春キャベツをまるごと使う。

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