お米の味わい、もっと広がる、
だし炊き御飯、はじめましょう。
秋の気配が近づいてくると、今年もまた新米の季節です。
収穫したて、みずみずしさが残る新米ならば、やっぱり炊き立ての白御飯がお好きでしょうか。
ただ、ちょっと目先を変えて、もっと楽しく、新米を味わいつくす方法を茅乃舎は知っています。
それが、「だし炊き御飯」です。いただく時に、うまみと香りをふんわり感じるくらいのだしがいい塩梅で、
お米のおいしさを支えます。この秋から、我が家の定番になりますように。
行楽・お月見・運動会・紅葉狩り・七五三に
心浮き立つ秋の日の
だし炊き御飯
さっそく巻いてみましょう。
1.寿司酢は、酢と砂糖、塩をひと煮立ちさせてつくります。
2.しゃもじに寿司酢をたらしながら、御飯にまんべんなくかけます。しゃもじを立てて、御飯をやさしく切るように混ぜ、寿司飯をつくります。
3.巻き簾を広げて海苔の光沢がある方を下に置きます。寿司飯がつぶれないよう手でやさしく広げ、巻き終わる部分に3cmほど海苔を残しておきます。
4.具は真ん中より手前に置きます。具を手で押さえながら手元に引き寄せる感覚で、具を巻き込みます。
5.巻き終えたら、巻き簾ごと両手で軽く握り、形を整えます。巻き簾がない場合は、ラップやクッキングシートでも可。
6.最後まで巻いたら7~8等分に切ります。約5分置くと海苔がなじんで切りやすいです。1回切るごとに包丁をぬれ布巾で拭くと断面がきれいになります。
今回ご紹介する巻き寿司は、だし炊き御飯のおいしさを活かしたくて、とことんシンプルな具を選びました。さっと炒めたり、素材を切ったりするだけ。その分、海苔を巻くというひと手間は大切にしたいところです。
1.最初に、寿司飯を油揚げの数に合わせて分けておくと余りが出ません。
2.放射状に重ねて並べることで、全体に均等につゆがまわります。
3.油揚げの上で菜箸などをコロコロ転がす。これにより油揚げが開きやすくなる。
4.両手で押さえるようにして、やさしく絞りましょう。
具材入りのだしごはん
茅乃舎の御飯の素
おいしさを優先するために冷蔵品でおつくりしています。
食感を生かす
たとえば銀杏のほっくり感や筍のシャキシャキ感、生姜の歯ざわり。食感は、おいしさの大事な要素のひとつです。
風味を生かす
加熱するときのわずかな温度の違いでも、醤油や調味料、だしの味わいは変わります。
香りを生かす
焙煎された胡麻の香ばしさ、五種のきのこの違いなど。香りまで存分に味わっていただきたいと思います。