『季告げ(ときつげ)』の秋の企画は和栗御飯。その産地である熊本県山江村で、栗で村おこしをするという内山慶治村長、そして栗を育てる中竹社長のお話を、久原本家の寺原が伺ってきました。
※この記事は2020年に取材・作成したものです
内山:ようこそ山江村へ。栗の取材にきてくださったんですね。実は山江の栗は、昭和五十二年に、天皇陛下に献上したこともあるんです。
寺原:それはすごいことですね…!
内山:山江村の栗の価格をベースに、他の栗の価格が決まるような時代もあったんですよ。しかしかつては450トンあった生産量も、今では150トンまで下がってしまった。せっかく築いた先人のものをもう一度復興させたいという思いがあります。
寺原:私たち久原本家も、そんな知る人ぞ知る素材の良さを、もっと知ってもらいたいです。
内山:山江村では、栗の生産から加工、流通までをすべてチャレンジしていきたい。そのために、有名な料理人に使ってもらったり、九州の列車「ななつ星」のデザートに使ってもらったり。最近では、フランスの栗の名産地と姉妹都市になろうと計画しています。
寺原:本当にあらゆる方法で、栗での村おこしに力を入れていらっしゃるんですね。
内山:やっぱり栗と言えば長野の小布施が有名でしょう。
寺原:お菓子や観光地で有名なイメージです。
内山:そう、栗を中心として観光の流れができている。ああいう風にしたいんです。実はね…やまえ栗のルーツをたどっていくと、小布施にたどりつくんです。昔、小布施まで色々と話を聞きに行ったことがあってね。栗菓子で有名な小布施堂の当時の副社長が、今では小布施の町長。山江にも訪問してくれるんですよ。
寺原:素晴らしいライバル関係だと思います…!
内山:私は子ども達に山江村をもっと好きになってもらいたいんですよ。「山江といえば栗」と胸をはって言ってもらえるようになってほしいんです。
寺原:私たちは単に商品を売るのではなく、作り手の皆さんのそういう思いも一緒に、お客様のところに届けていきたいと思うんです。
内山:栗は海外でもお菓子などにたくさん使われているから、可能性はたくさんありますよ!
中竹:私の夢もね…マンハッタンで渋皮煮を売りたいなとひそかに思っています。
寺原:それは本当に楽しみです。今回の「和栗御飯」で全国の人にやまえ栗を知ってほしいです。
最後に、「和栗御飯」の試作を内山村長と中竹社長に試食してもらって「おいしい!」というお二人の笑顔をいただきました。皆さんの反応が楽しみです。
山江村の和栗を使った、久原本家の『和栗御飯』の予約がもうすぐ始まります!どうぞ、楽しみにお待ちください。
※毎年9月頃にご予約を受け付けております
季告げ 販売ページはこちら
https://www.kubara.jp/tokitsuge/
栗の女王『銀寄』を、九州は熊本の山江村から届けます
掲載している商品情報は記事公開時点のものです。
最新の情報は久原本家通販サイトにてご確認ください。
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