「休む」ことが罪悪感なく、もっと自然にできればいいなと思います。あなたをいたわる、それはあなたしかできないことも、きっとあるはずですから。
ふだんよりもちょっと豪勢になる、年末年始のごはん。ごちそうを食べて、おいしいと言いあえたり、ひとりしみじみとしあわせを感じたり。
そんな時期から、ちょっとひと息ついて。さあ、今こそ「胃を休める」ときです。
とはいえ、おいしいものは食べたいですよね。わかってますよ。
そこでレシピ担当の田原が、だしを使った2000以上あるストックから、おいしく、やさしく胃をいたわるさっぱり料理を、選びました。
まずは最強の「胃にやさしい」食材のコンビネーションが光る一品。食べものを分解する消化酵素が多分に含まれる大根と、同じく胃の消化吸収を助け、負担を軽減してくれる生姜。だしの効果もあいまって、あなたを“よってたかって”いたわってくれるレシピです。
ポイントは、こちら。
鬼おろしを使って、粗いおろし大根にすること。さらにこのシャキシャキ感を損なわないためには、食べる直前におろすと、よりよし。
シンプルな分、煮干しだしの香りやうまみが強く感じられます。それを生姜と大根が、すっーとおさめてくれるような感覚。そしてやっぱり印象的なのは、大根とねぎの歯ごたえ。さらっとお汁とともにかきこんで、奥歯でシャキシャキッと軽快な食感を楽しむ。
これが、クセになるのです。
大根と生姜のおろしおろし汁 大根と生姜のおろしおろし汁
[材料](2〜3人分)
[つくり方]
冷やごはんがあれば、ぜひお試しを。
おかゆと言えば「風邪のときに食べるもの」という思い出があるからでしょうか。どこか素っ気なさを感じてしまうものの、「豆乳」とついたとたん、そこにふくよかな旅情が醸されます。そう、台湾です。現地で豆乳は「豆漿(ドウジャン)」と呼ばれ、朝食の定番として親しまれていること、きっとご存知の方も多いですよね。
いただくと、茅乃舎だし+豆乳のすこぶるの相性のよさを味わっていただけることでしょう。あったかでクリーミーなおいしさがとろり、おなかにやさしく落ちていく。お好みでごま油を少したらせば、さらに香ばしさとコクが増し、満足感を得られます。心は遠く海を越えて、エネルギーと滋味あふれる台湾へ。さぁ、行ってらっしゃい!
豆乳がゆ 豆乳がゆ
[材料](2人分)
[つくり方]
“行ったつもり”になれる、おいしい旅。さて、次はどこの国へ?
ご存知でしょうか、ケランチム。卵をたっぷりと使った、韓国の蒸し料理です。日本の料理にたとえると、さしずめ茶碗蒸し。鍋にスープを煮立てて溶き卵を加え、蓋をして蒸してつくります。決め手は、えもいわれぬ卵のふわふわ感。そして煮干しだしが、ここでもしっかりいい仕事をしてくれます。
まずは、蓋を開けた瞬間!そのルックスに、目も心もめろめろになります。なんておやさしい姿でしょう。食べてみても期待は裏切らず、卵のやさしさ、だしのやさしさが、どこまでも、順ぐりに訪れます。
胃がきりきりしたり、心がとげとげしたら、しあわせを呼ぶ黄色いケランチム、ぜひお試しを。無心になって卵を混ぜるその工程から、癒しは始まっていますよ。
ケランチム ケランチム
[材料](2人分)
[つくり方]
そして、こちらは日本の茶碗蒸し。でも違うのは?
胃に負担はかけたくないけれど、しっかりおなかいっぱいにはなりたい。そんなあなたへのおあつらえむき、小田巻蒸しをご紹介しましょう。
だしが効いた、まろやかな味わい。とろ〜りとした茶碗蒸しに、うどんがよいぐあいにからみます。ルーツは大阪の郷土料理ですが、福岡のもちもちっとした柔らかいうどんにも、てきめんに合います。
もしよろしければ、これはぜひ、椎茸だしでお試しいただきたいのです。全体はいたってやさしい風味なので、椎茸のうまみが輪郭をもたらし、 ぐっとおいしさを持ち上げてくれます。
小田巻蒸し 小田巻蒸し
[材料](2〜3人分)
卵
2個
A
海老
3尾
生椎茸
3枚
かまぼこ
6枚
うどん(茹で)
1玉
鶏ささみ
50g
C
うす口醤油
小さじ1
みりん
小さじ1
塩
小さじ1/2
三つ葉
適量
[つくり方]
だけど、そこまで食欲もないのよね、というあなたには。
これ、よいです。前の晩に脂っこいものや洋食を食べたときの朝や、お昼をたくさんいただいて、まだずっと胃に残っている感じの夜。昆布だしのとろみ、梅干しの酸味が、何も食べないよりも、むしろホッと胃を休ませてくれる魔法のよう。そして、飲めば胃を活性化させて「もう少し、何か食べてみようかしら」という気にさせてくれるから不思議です。
胃がキリキリとしたときの、切り札としてどうぞ。
昆布だしと梅干しのクイックおすまし 昆布だしと梅干しのクイックおすまし
「休む」ことは、いつかやってくる力を、ぞんぶんに発揮し、あますところなく楽しむための、必要で前向きなプロセス。
とくに今は、寒いから、どうぞあったかくして。
「ごくろうさま」と心でとなえながら、ゆっくりと胃を、お休みなさい。
茅乃舎だしのご購入はこちら
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ついつい頑張り過ぎてしまう前に、自分をいたわる。本当に大事ですよね。週末はケランチムを作って、おいしく、しあわせに胃を休めようと思います!
坂口