“秋づくし”という言葉の誘惑。
ほっくほくの“さつま芋”を頬張ると、甘みが口いっぱいに広がって、秋堪能!と心が満たされます。
こんなにも、わたしたちに幸せを与えてくれるさつま芋。その喜びを、この秋も余すことなくいただきましょう。
さつま芋ごはんは、きっと、おうちでつくる方も多いのではないでしょうか。
もし「御料理 茅乃舎」の料理人がつくったら、どんなおいしさになるのでしょう?そんなワクワクを胸にして、さつま芋ごはんを習ってきました。
さつま芋に合わせたのは、たっぷりのきのこ。そこに、秋の菊花と、三つ葉も添えました。
このひとアイディアで、ぐっと特別感が増します。ご家庭のメニューが、品のあるおもてなしごはんに変わるのですから。
[材料](3〜4人前)
[つくり方]
「さつまいもは時間をかけて調理することで、甘みが出てくる食材なので、先に別に蒸しておきます」。いつもは生のままお米と炊くことが多いと思いますが、ぜひ、別に蒸してお試しください。
きのこは香りもおいしいものです。油はひかず、から煎りすることで香ばしさがより引き立ちます。「できるだけ触らずに放っておく気持ちで。強火でさっと炒めると、うまみが閉じ込められます。すこし焼き目がつく程度がおいしいですよ」。
煮出しただし汁を使います。茅乃舎だし2袋を水800mlで煮出しましょう。
(※炊き込みごはんでは400ml分のだしを使用します)
このひとてまが、こだわり。三つ葉は、色よくするため、今回は下茹でしました。最後に炊飯器に入れて余熱で蒸しても大丈夫です。
さつま芋の甘み、きのこの香ばしさ、三つ葉の香味。そして、だしのやさしさ。それぞれの味をていねいに生かした、さつま芋ごはんです。どうぞこの秋にお試しください。
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